育児のあれこれ

シングルマザー「どうしてパパはいないの?」と聞かれたときの話

シングルマザー どうしてパパがいないの?と聞かれたとき

4歳の娘を実家で育てる出戻りシングルマザー、モリベユリ(32)です!

 

ひとり親家庭が直面する問題…それは「どうしてうちにはパパ(ママ)がいないの?」と言う子どもからの質問にどう答えるか。

子どもがある程度大きくなって離婚に至る場合、事情を説明するので後から聞かれることはないかもしれません。

でも子どもと意思疎通が取れるようになる前に離婚したり、未婚シングルマザーの場合、成長した後によその家庭と自分を比較して疑問を持つと思います。

 

実は私も娘から聞かれました。

今から2年前くらいでしたでしょうか…。

なので今日は、実際に私が娘から尋ねられたとき、どういう意図で、どう答えたか?お話したいと思います。

 

シングルマザー どうしてパパがいないの?と聞かれたとき

我が家は娘が1歳のときに実家に帰り、そのまま離婚したので、父親の存在を覚えていません。

父親という概念を知らずに保育園に入園し、お友達の家族を見ているうちに、どうやら友達にはパパという家族がいるらしいと学んだようです。

 

ある日。突然娘からこう言われました。

「お父さんは?」

本当に突然のタイミングで、確か車の中でした。笑

どうしてうちにはお父さんがいないの?と明確な文章にはできていなかったので、まだ2歳頃だったと思います。

思ったより早くこの質問をされ、戸惑いながらも私はこう答えました。

 

「娘ちゃんにはお父さんはいないよ。

でもお母ちゃんとじーじとばーばがいるね。

お父さんとお母さんがいる人もいれば、お母さんだけの人も、お父さんだけいる人もいる。

どっちもいない人もいるよ。いろんな家族がいるね。」

 

元々はお父さんがいたけどお別れした、と答えることもできましたが、あえてそうは言いませんでした。

お父さんとお母さんが揃った家族がスタンダードで、片親の自分がマイノリティであるという意識を持ってほしくなかった。

まだ2歳、結婚という制度もわかっていないうちから離婚の話をするよりも、いろんな家族の在り方があっていいんだと伝えておきたかったのです。

 

娘がどう思ったかはわかりませんが、そっか~と言ったきり、それ以上何も聞いてきませんでした。

 

 

最近母の日があったためか、度々「父の日は?」と聞かれます。

父の日は6月だよと答えていますが、娘が聞きたいのは父の日そのもののことではなく、その日に自分が感謝する対象がどこにいるのか、ということなのかもしれません。

自分のお父さんはどこにいるのか。その核心をついた質問をされたときには、2年前より踏み込んだ説明をするつもりです。

 

その際、「お父さんがいない自分は、愛されていない」と娘が勘違いすることだけは回避したいと考えています。

 

あなたは充分、たくさんの人から愛されている。

お父さんはもういないけど、その原因はあくまでお父さんとお母さんの関係にあって、あなたはちゃんと愛されているんだよ。

 

理解できるか、納得してくれるかはわかりません。

でもごまかさず、嘘をつかず、正直に答えようと思っています。

 

あなたは「どうしてうちにはパパがいないの?」と聞かれたとき、どう答えますか?

よければTwitterなどでコメントいただけると嬉しいです^^

 

~2020年6月23日追記~

ついに娘に伝えるときが来ました。

娘が友達にこう言われたそうです。

「おじいちゃんとおばあちゃんと住んでるんでしょ?そしたら5人じゃないとおかしい!4人なんて嘘だ!」

「わたしとおかあちゃんとじーじとばーばで、本当に4人なのにさ…」と、娘。

 

あぁ、もうそろそろ「なんでお父さんいないの?」と友達に聞かれて困るときがくる。

詳しく伝えるときがきた…と思い、

前はお父さんと一緒に3人で暮らしていたこと、
そのまま一緒に暮らせないと思って今のおうちに逃げてきたこと、
でもあなたのことはみんな愛してるから自信もってほしい…

そんなことを、とつとつと話しました。

娘は驚いた様子を見せてはいましたが、「そっか!」とあっけらかん。

父親について詳しく聞かれたら言葉に詰まるなと思っていましたが、興味を示さずその話は終わりました。

 

真剣な話をするときはいつもお風呂なので、この話もお風呂でしていました。

お風呂から上がって娘の髪を乾かしてやり、先にリビングに行くよう促すと、

「おかあちゃん、大好きだからね^^」

と言って走っていき…

まだ話をきちんと理解できていないかもしれないけれど、少なくとも私や両親の愛はしっかり感じて、受け止めてくれてるんじゃないかな…と、都合のいい解釈かもしれませんが、そう感じたのでした。