どうも、出戻りシングルマザーのモリベユリ(32)です!
5月10日(日)は母の日でしたね。
今年はコロナの影響で、花屋にお客さんが密集することを防ぐために、また配送が分散されるように、5月いっぱいを「母の月」にしましょう、と日本花き振興協議会から提案されたとのこと。
とはいえやはり母の日当日を選ぶ方が多いようで、日曜日にSNSを見ると、パートナーやお子さんからプレゼントや日頃の感謝の言葉をもらい、感激ひとしお…といった幸せそうな投稿で溢れていました。
しかし、なかにはこんな投稿も。
ぽっきり折れてしまった。
何にもない母の日だった。いつもありがとう。
その言葉をもらえるだけで、嬉しかったのに。恥を忍んで夫に頼んだけどダメだった。何も説明されなかった子どもたちは、今はもう夢の中。
最近、頑張ってたつもりなんだけどなぁ。泣いてる。ありがとう、欲しかったなぁ。
— みき🐥息子とのおもしろい毎日 (@mikimikiair) May 10, 2020
この方のように、悲しい気持ちで終わった母の日を過ごした…
人の幸せな投稿を見て、憂鬱になった…
というお母さんも、少なくないのではないでしょうか。
実は、離婚前の私も、母の日に暗澹たる気持ちになった一人です。
今回の記事、先に言っておくとこの気持ちを解消できる解決策をズバッと提案するものではありません。
結局のところ夫婦で向き合ってどうにかするしかないんです。
でも、そんな黒い気持ちを抱えてる人って案外いると思うよ?ってことだけ伝えたくて、私のかつての醜態をさらす所存でございます…。
Contents
母となって初めての母の日、実家に帰ることを選択した
出産後に迎えた初めての母の日、まだ結婚していたとき。
私は娘と実家に帰りました。
結婚後も月に1回は実家に帰っていたのですが、帰省中に母の日が重なるような日をあえて選びました。
今ではすっかり定着しつつある「ワンオペ育児」という言葉ですが、当時がちょうど広まり始めた頃でした。
「まさに私のことだな」と思っていたことを覚えています。
夜泣きも一人で対応し、成長具合に悩むことがあっても一人スマホで調べるしかない。
子どもの親って私だけ?私一人で錬成したわけ??創造神か!?
…なんて疲労困憊しながら考えることもありました。
そんな孤独な“孤育て”をしていたさなか。
毎日私が子どもを必死で育てていることなんて、当たり前だと思われている。
もし母の日に家で夫と過ごし、「いつもありがとう」のひと言もなかったら…
「俺の母親じゃないだろう?」なんて言われたら…
SNS上の
「パパがこっそりお花を用意してたみたい!〇〇ちゃんと一緒に“いつもありがとう”ってプレゼントしてくれました…ママ幸せ♡( ;ᵕ; )」
みたいなキラキラしたママたちと自分を比較し、ひがんでしまいそうで嫌だったんです。
「実家に帰ってたから、何も言われなかった」
そう言い聞かせられるよう、一緒に過ごすことから逃げました。
問題は日頃の夫婦関係に
もし毎日を順風満帆で幸せに過ごせていたら。
夫婦で協力し合い、助け合い、“二人の子ども”を育てられていたら。
きっと母の日をスルーされたところで、何とも感じなかったと思います。
ただ結婚していながら孤独を抱えていた当時は、産後初めて迎える母の日という特別な日に、人と比較して、より自分の孤独が引き立つのが怖かった。
問題は母の日に限った話じゃなく、日頃の夫婦関係にありました。
母の日に何もない…それはあなただけではない。
SNSの幸せそうな投稿を見ていると、自分だけが何もない母の日を過ごしたような気分になってしまうかもしれません。
が、何かあった人が投稿するからそう思えるだけで、案外何もない家庭も多いものです。
そんなに気が利くパートナー、お子さんばかりではありません。笑
うちは何もなかった…
と思い、嫉妬したりひがんだり、パートナーに怒りがわいたり…黒い感情が渦巻いてる方。
あなただけじゃないですよ!
毎日寂しさを抱えながらもがんばってるから、そんな感情がわくんです。当然。
向き合うことから逃げても、孤独からは逃げられない
そうして実家に帰った初の母の日。
父が夕飯のとき、私が母親になって初めての母の日であることに触れてくれて、父、母、0歳だった娘と乾杯しました。
涙が出そうなくらい嬉しかったのを覚えています。
それでもやはり、どうしても、寂しかった。
それは母の日当日に実家へ逃げたところで「夫婦として支えあえていない」「いたわりあえていない」という問題が、ゴロンと重い石がお腹に溜まってるように、息苦しく居座っていたからでした。
向き合ってあしらわれたら傷つく。
逃げても孤独は残る。
どちらを選ぶのがよかったのか、今でもわかりません。
毎日の幸せがあってこそ
初の母の日から約5ヶ月後、私は娘を連れて夜逃げ(昼逃げ?)しました。
これはワンオペ育児がツラかっただけの話ではなく、いろんな問題が積み重なっての結果です。
(私が離婚を決断するまでの話はこちら→【離婚体験談】決断すべき?我慢が足りない?目から鱗のアドバイス3選←)
今年迎えた母の日。
4歳になった娘は(おそらく母に耳打ちされて、笑)照れ照れしながら私のところへやってきて、
「お母ちゃん、母の日おめでとう!」
と誕生日のような独特な言い回しの言葉をくれました。笑
私は母に、以前から気になっていると言っていた電気圧力鍋を購入。
それ以外は普段通りの一日でしたが、それでもう充分です。
母の日にプレゼントや感謝の言葉をもらって「嬉しい、幸せ♡」と思えるのは、日常の幸せというか、普段満たされていてこそ生まれるオプションかもしれません。
だってもし初めて迎えた母の日に、(元)夫から「いつもありがとう」なんて言って花でももらっていたとしても、
「こんなんで普段の苦労が帳消しになると思うなよ?普通に家事育児してくれや!!」
って逆に腹立ったと思うんですよね…(どうせいっちゅうねん)
だから、もう…どうにもまとまらんくなってきました。(え…)
母の日にモヤっとする方、問題は“母の日”じゃなくもっと大きな、日常の根底にあるんじゃないかな?
そこを内省したうえで、夫婦で話し合うなり自分の考え方を変えるなりしないと、来年また同じ黒い気持ちを抱える母の日を迎えるかもしれません。