どうも、4歳の娘を実家で育てる出戻りシングルマザーのモリベユリ(32)です。
あなたは旦那デスノートをご存知ですか?
「旦那が憎い…( º言º)」という方は一度は聞いたことがあるでしょう。
もしかしたら書き込んだこともあるかもしれませんね…。
今日は
- デスノート妻たちはなぜ離婚しないのか?
- それでも私が離婚を勧める理由
- 少しずつ注目され始めたひとり親の貧困問題
などをお話していこうと思います。
旦那デスノートに書き込んでいる方、
書きはしないけど共感しながら読んでいる方、
旦那デスノートなんてただの主婦の愚痴、と思っている男性も必見です…。
恐怖!旦那デスノートとは?
旦那デスノート(正しくはだんなデスノート。←サイトが開きます。)とは、夫の死を願う内容の書き込みが投稿される匿名サイトです。
2015年から運営されているサイトのようで、私も名前は知ってはいながらも見たことはなかったんです。
先日初めて開いてみたんですが…まぁ、すごかった。(語彙)
ちょっとした愚痴…はほとんどなくて、
「死ねーーー!!」というどストレートなものから
「明日こそは事故を起こして帰ってきませんように」と淡々と死を願う投稿、
夫の食事にだけあんなものやこんなものを混ぜているという、実際の行動にうつしている報告までさまざまでした…。
そして妻たちをそこまで過激な言動に至らせている原因は、夫の
- DV
- モラハラ
- 家事育児の放棄
- 浮気、不倫
- ギャンブル、借金
- 経済DV(生活費を渡さないこと)
などなど…
死を願いたくなるほど、精神が限界を迎えていることが痛いくらい伝わってくる内容ばかりで、正直具合が悪くなりました…頭イタイ…。
そんなに嫌なら離婚すれば?が簡単に実現できない日本
この旦那デスノートに対してSNSなどでよく見られるのが「そんなに嫌なら離婚すれば?」という意見。
一見ど正論ですが、旦那デスノートの会員でもなんでもない私が勝手に反論させていただきます…。
離婚できるもんならすぐしてるわ!!!!!
死を願うくらいですから、そりゃあ離婚したいに決まってるじゃないですか。当然。
でもそれが簡単にできないから、苦しい思いを抱えながら我慢して一緒に生活してるんですよ。
離婚したくてもすぐすぐできない、一番の原因は、お金です。
ひとり親家庭の相対的貧困率は、50.8%にものぼります。
(参考:ひとり親家庭の現状と支援施策の課題について – 厚生労働省)
これ、父子家庭も含まれた数字なので、母子家庭だけだと実際もっと貧困率は上がるでしょう。
長らく専業主婦生活をしていて(妻が働くことを許さない夫もいる)再就職がなかなか難しい…
子どもに障害があって付きっきりの生活で、離婚しても働けない…
出ていかないように監視され、お金も渡してもらえないから逃げられない…
生きるために我慢を続けるか?
ストレスのない生活を手に入れるために貧困状態に陥るか?
究極の選択を迫られて前者を選び、やり場のないストレスをネットに吐く…旦那デスノートは逃げられない女性たちの唯一の拠り所になっているのです。
それでも離婚への希望を捨てないでほしい
簡単に離婚できない方が大勢いる、ということは承知のうえで言いますが、それでも離婚への希望は捨てないでほしいんです。
「恨んだら、あなたの心が貧しくなりますよ…」
とか
「人が〇ぬのを願うなんていけません!」
なんて綺麗事を言うつもりはありません。
誰だってそんなことわかってて、わかったうえでデスノートを書くぐらい限界がきてるんです。
でも、この先我慢をし続けて、ただただ夫の死を願い続ける人生なんて。
あなたの命がもったいなすぎる。
誰もが幸せになるために生まれてきたんだから、現世中にどうか幸せをつかんでほしいんです。
誘拐、監禁された被害者が隙をついて警察に駆け込んで助かるように、逃げ出すチャンスを見計らい、のがさないでほしい。
そしてそのチャンスが訪れるまで、パソコンやスマホが使える方ならクラウドソーシングサイトなどでこっそり副業をしてお金を貯めましょう。
(おすすめの在宅ワークについての記事はこちら→シングルマザーの私が実際やった!おすすめ在宅ワーク・副業4選←)
スマホも使えない、ガラケーはGPSをつけられているという方は、母子生活支援施設(母子寮)に助けを求めましょう。
最寄りの施設を調べて、道に落ちてる小銭を拾い集めてでも交通費を作って。
その際ガラケーは初期化して置いていきましょうね。
助けは自ら求めないと、手を差し伸べてはもらえない
実は私、旦那デスノートをじっくり見る前にインスタにこんな投稿をしていました。
夫の死を願って、実際死なれてしまったらその恨めしい夫の葬儀を喪主として執り行わないといけなくなる。憎い人の喪主、嫌じゃない?
という内容。
これは「恨みつらみを書き込むよりも、離婚に向けて動いた方が有意義ではないか?」というのがどうにか響く言葉はないか?と思っての投稿でした。
ちなみに(喪主やりたくない)は、実際私が結婚生活中に考えていたことです。笑
少しは共感を得られるんじゃないか?という淡い期待は、「保険金が貰えるなら喪主くらい頑張ります」というコメントで打ち砕かれました。笑
その後旦那デスノートをじっくり見てみたことで、私の発想がいかに甘いものだったかを痛感。
想像をはるかに上回る壮絶な結婚生活、いや奴隷生活を送る方に「喪主イヤだ」という低次元な言葉が響くわけないですよ。
シングルマザーになっても働き口があるならすぐ離婚できるのに。
安心して預けられる保育園が充分な数あるならすぐ離婚できるのに。
DV夫から安心安全にかくまってもらえるならすぐ離婚できるのに。
障害がある子どもを育てながら働けるならすぐ離婚できるのに。
これらは個人の力ではどうにもならないことばかり。
もどかしいですね。
でも、自民党女性活躍推進本部が養育費不払い問題解消に向けた要望書を提出されるなど、ひとり親の貧困問題に少しずつスポットが当てられ始めました。
また、
こちらの動画でも話していますが、元ZOZOTOWN社長の前澤氏が養育費の立て替えサービスの会社を立ち上げられました。
旦那デスノートの管理人の牧田幸一郎氏も、サイトの書籍化に際してのインタビューでこのように語られています。
牧田:雇用を生み出したいですね。さっきも話したように、「だんなデスノート」に書き込んでいる主婦の方は離婚したくてもお金がない、仕事が見つからない。それなら僕が仕事を生み出してあげれば、みんな喜ぶんじゃないかなと。
オフ会を何回もやってイベントにして、スタッフに会員さんや、なかなか仕事が見つからない人たちを雇って。今は結婚しても働き続ける女性も増えていて、それはとてもいいことだと思っています。
政治家も起業家も動きだし、少しずつ少しずつひとり親の貧困問題への注目度が変わってきています。
で、私は何をしているかというと…何も。。
人を支援するほどのお金もなければ国を動かすほどの力ももちろんない、ただのしがないシングルマザーです。
この動画の終盤で語りましたが、私には帰る実家があったので、夫から逃げて離婚するにはかなり恵まれた環境でした。
だから、旦那デスノート書くぐらい追い詰められた生活をしてる人が今なおたくさんいるのに「シングルになってハッピー♪るんるん٩( ᐖ )۶٩( ᐛ )۶」と手放しに今の生活を喜ぶ気持ちになれないんです。
今の私にできることといったら、
- 離婚後の生活に希望を持ってもらえる発信
- 離婚に向けて自分がやっていたことの発信
それぐらい…。
無力さに絶望しますが何もやらないと病んでしまいそうなので(笑)独りよがりでもいいから続けていこうと思っています。
だからどうかどうか、今旦那デスノートを書くぐらい追い詰められている方は、助けを求める準備というか、心構えはしておいてほしいです。
「どうせ無理…」と思い続けていたら、いざ逃げ出すチャンスが巡ってきても逃してしまいます。
遭難したとき早々にあきらめてしまったら、近くを捜索隊が通りかかったときに助けを求められないでしょう?
いつか必ず何にもおびえず、笑顔満開で過ごせるときがくることを信じて、1円ずつでもお金を貯めて、抜け出す準備を進めましょう。
私もそんな方に少しでも役立つ発信をしていきたいので、
- 離婚に向けてこんなことが知りたい
- 現状こういう課題がある
など聞きたいことがあったらSNSなどで送ってくださいね٩( ‘ω’ )و
全ての女性が心平らかに過ごせる日がきますように。