4歳の娘と実家で暮らすシングルマザー、モリベユリです。
シンプルライフ、流行っていますよね!
こんまりこと近藤麻理恵さんの著書『人生がときめく片づけの魔法』が大大大ベストセラーになって以来、暮らしと向き合う、シンプルに生きるというのを実践される方が増えているようです。
私、シングルマザーこそシンプルライフを実践すべきと思うんです!
今日はその理由や実践のコツを紹介していきましょう。
Contents
そもそもシンプルライフって?
そもそもシンプルライフってどういう意味なんでしょう?
シンプルライフを紹介しているサイトや、実践する暮らしぶりを発信されている方もたくさんいらっしゃいますが、その定義はさまざま。
細かく言うといろいろ出てきますが、共通する傾向をまとめると、
- 必要なもの以外買わない、持たない
- 丁寧な暮らしを意識して行っている
この2点に集約されます。
シングルマザーこそシンプルな生活をおくるべし!
でも「物の多さは豊かさの象徴」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
が、実は逆なんです。
映画「万引き家族」では家の中に物が溢れていたことで、貧しさがよりリアルに描かれていたと言われています。
物の多さが豊かさの象徴だったのは、せいぜい戦後の高度経済成長期まででしょう。
ここからは、シングルマザーこそシンプルライフを送るべき理由を具体的に紹介していきます。
理由①お金!!無駄遣いを防げる
「安いからつい買った」という経験、ありませんか?
これ、一見お得に思えますが実際は無駄遣いなことが多いんです。
安いから「つい」買ったということは、裏返すとそれって「買わなくても事足りるもの」。
安物買いの銭失い、ってことですね。
必要なものだけ持つというのはつまり、この安物買いの銭失いを防げるということ。
一人で働きながら子どもを育てるシングルマザーは特に、無駄遣いせず子どもや自分に必要なもの・ことにお金を使いたいものです。
理由②時間の節約にもなる
物が少ないと、家の中での物のありかが明確になります。
すると無駄な探し物がなくなって時間をムダにすることもありません。
働きながら子どもを育てるシングルマザーは時間がない!
ムダなことに時間を費やしていられませんよね。
時間が節約できれば子どもと向き合う時間も増え、気持ちに余裕も生まれます。
理由③無駄なエネルギーを使わない
②の時間と付随することですが、物が多いと片付けが大変。
例えば棚の拭き掃除をしようとしたとき、棚の上にごちゃごちゃと物が置いてあったらいちいちどかせて拭かなければなりません。
また置いてある物自体にもホコリがたまって、掃除が必要なことも。
この状況が家のあちこちで起こると…ちょっとした掃除も重労働ですね。
衣替えなんてわかりやすい例じゃないでしょうか?
季節ごと、年2回の衣替えって大変ですよね…。
シンプルライフを発信されている方の多くが、衣替えの必要がない服の量や収納を実践されています。
こんまりさんの著書でも、衣替えしない前提での収納を推奨されていました。
物があふれる原因は?
シンプルライフに憧れつつも、実際家には物があふれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
原因はズバリ、捨てないからです。
無駄遣いをしない人でも、暮らしていれば物を買います。
その都度古くなったものを捨てられればいいのですが、ここで顔を出すのがもったいない精神。
まだ使えるから残しておこう、使いきったら捨てよう…そんなもったいない精神が少しずつ少しずつ物をため込んでいくのです。
もったいない精神に加えて厄介なのが、プロスペクト理論です。
これは「利益を得られる場面ではリスク回避を優先し、損失を被る場面では損失を回避する」という心理論。
よくゴミ屋敷の住人が突撃取材に対して「ゴミじゃない!いつか使うかもしれない!」と言うのを見聞きしたことはありませんか?
あれはまさに「捨てた後使う場面がきて後悔したら嫌だ!」という損失回避の心理がはたらいているんです。
はたから見たら「いや何年も使ってないんだからもういらないでしょ…」と思いますが、いざ自分の家を見渡すとどうでしょう?
損失回避の心理だけで所持しているもの、ありませんか?
かく言う私もまだまだです…。
ここまで、シンプルライフのメリットや物が増える原因を偉そうに語ってきましたが、そういうお前はさぞシンプルな生活を送っとるんだろうな?あん!?と言われそうですが…
すみません!!まだまだです!!!!!(土下座)
物への執着はメンヘラのサイン!?
実は私も物に、特に服に執着している時期がありました。
高校2年、うつになってからです。(詳しくは▶モリベのプロフィール◀をご覧あれ)
このメンヘラ時代は、毎週のように服を買っていました…!
福岡市内のクリニックに毎週通院していたので、その度に待ち時間に駅ビル、ファッションビルに入っては高校生でも買えるような安い服を探して、買って。
そのペースで買うのに持っている服も(いつか着るかも)と思うとなかなか捨てられず、どんどんたまっていきます。
結果同じような服や「どう着るん!?」という奇抜な服で溢れかえっていました。
今シンプルライフのよさを偉そうに語っている私も、服に関してはマキシマリストだったのです…。
なんでそれほど服をため込んでいたのか考えたところ「メンヘラと物への執着は相関関係にある説」に達しました。(完全なる持論。)
メンヘラというぐらいなんで、自分のメンタルが安定していません。
すると自分がどうありたいかやどう生きていきたいかなんて、全く定まらないんです。(むしろポップに死にたくなる)
シンプルライフを送る人はこの、どうありたいか、どう生きていきたいかが明確です。
そのうえで必要なものを選択しているから、厳選された少ないもので満足に暮らしていける。
一方メンタルが安定しないと自分の軸がブレブレなので常に不安。
私もその不安から物に執着にしていました。
(持論に持論を重ねますが、私が当時通っていたクリニックの待合室にいた方にも、独特のファッションに身を包んだ方が多かった記憶が…。)
物が多すぎる!と気づいたきっかけ
離婚前の別居に踏み切るときの話です。
自分と子どもの服、ベビー用品、私の唯一の趣味ともいえるミシンなど、絶対に必要なものだけをまとめて家を出ました。
元夫が仕事に出たのを確認し、2時間ほどで荷物をまとめて事前に手配していた赤帽の軽トラに運んでもらったため、自分の荷物を全て持ち出す時間の余裕がなかったのです。
1歳3ヶ月の娘の面倒を見ながらでしたしね…。
だから私がひとり暮らしを始めるときに買いそろえた家具や家電、食器、その他こまごましたもの(文具やたまに使うコスメなど)は置いていってしまいました。
そのときは(あれもこれも持っていけなかった…)と思っていましたが、その結果困ることって一切なかったんです。
実家に帰ったこともあり家具・家電は不要ですし、「いずれ使う」と思ってたコスメは永遠に使わないものでした(笑)
(その後調停を経て離婚の話がまとまってから、大事な江國香織さんの本とヨガマット、スーツケースのみ送ってもらいました。)
私の断捨離体験
この経験から「余分なものを持ちすぎていた」と気づいた私は、物を減らすことを決意。
実家の自室は6歳から就職するまで過ごした部屋なので、整頓好きの私ですがそれでも不要なものはたまりにたまっていました…。
そこで、冒頭で紹介したこんまりさんの本に、物を捨てる際は【衣類→本類→書類→小物類→思い出の品】の順に減らすのがいいと書かれていたので、まずは衣類に着手!
断
捨
離 pic.twitter.com/PiE977JyEX— モリベユリ (@yuribemori) March 29, 2019
こんまりメソッドに従って一ヶ所に衣類を集め(床が埋まった。)ときめく、ときめかないで仕分け…。
最初こそ(ときめきは、ない…けど状態がいいのにもったいない…)と手が止まることもありましたが、
- 使える状態なのになぜ着ていないか?
- 買った理由を思い返し、当時の自分と今の自分の比較
- 自分がなりたい姿、どう暮らしたいかをイメージ
これを繰り返し考えることで、仕分けのスピードも速くなりました!
結果、なんと洋服ダンス1つ分の服を丸々処分することに成功\(^o^)/
引き続き腰がぶっ壊れている私の
生活感しかない
スタンディングデスクがこちらです pic.twitter.com/cX19HXE8QJ— モリベユリ (@yuribemori) June 18, 2019
↑この画像左下に写っているタンス、今空っぽですw
部屋に備え付けのクローゼット内に全ての服が収まるようになりました!!
ちなみに使える服を処分することに抵抗があったので、状態の悪いものだけ捨て、まだ着られるものはメルカリやリサイクルショップを利用しました。
子持ちの断捨離は一筋縄ではいかぬ。
こんまりメソッドを参考にしながらまずは衣類の整理を実践した私。
その後【衣類→本類→書類→小物類→思い出の品】の順に着々と片付けを…してません。。
完全に言い訳ですが、例えば足の踏み場もない汚部屋とかだったら必要に駆られて一気に片づけます。
ただ多少不要なものがあるぐらいでめちゃくちゃ散らかっているわけではないので、暮らせちゃうんですよ。
すると日々の仕事や子どものことを優先にするんですよ…。
そんなわけで、衣類の断捨離から5ヶ月経ったのに、それ以外のものには着手しておりません♡てへ
こんまりメソッドでは「片付けは祭りと一緒、一気に全部終わらせるべし」なんですが、子どもがいるとなかなかその時間も取れませんよね~(=゚ω゚)ノ
…なんてね、子どものせいにしちゃいけません。
物が多い現状をそのままにし続けたら、先に言ったようにムダなお金、時間、労力を費やすことになるんです。(特大ブーメラン)
全国のシンママ仲間のみなさま、真の豊かな暮らしのためにシンプルライフを目指しましょう…。